黒ウーロン茶の効果
黒ウーロン茶が体から油分を洗い流してくれるということは、なんとなく解ってはいますが、実際にはどういうシステムになっているのでしょうか。
脂肪分の多い食事を取った時、食べたものは胃から小腸へと運ばれていきますが、小腸で脂肪は脂肪分解酵素によって分解されていきます。通常であれば、ここで分解されることによって、脂肪は小腸から吸収されやすくなります。
黒ウーロン茶の機能はここで働くのです。黒ウーロン茶に含まれているウーロン茶重合ポリフェノールは、小腸の中で脂肪分解酵素の働きを妨害するのです。そうなってしまうと脂肪分解酵素がよく働かないために、脂肪が分解されなくなり、小腸から吸収されにくくなるという寸法です。
小腸で吸収されなかった脂肪はそのまま排泄されてしまうわけで、このことを油分を洗い流すという言葉で表現していたわけです。ここまでくると、確かになるほどと思います。だから、黒ウーロン茶は食事中や食後に飲むのが良いとされているわけです。
もちろん、黒ウーロン茶を飲んだからといって、すべての脂肪分を排除できるわけではありません。逆にすべての脂肪分を排除してしまったら、栄養分が取れなくなって病気になってしまいます。要するに、余分な脂肪分を排除する程度の効果が黒ウーロン茶にはあるということです。